代表あいさつ見出し

前代表 ごあいさつ

  ボルク電子は1982年に創立以来32年、それ以前の準備期間を入れると約35年が経過しました。

  ボルク電子は、マイクロコンピュータの登場とその工場での利用の歴史の中で歩んできました。設立の頃は、鉄鋼や化学プラントにはようやく大型コンピュータによる管理が始まり始めていましたが、工場現場の制御はリレーを使用した制御盤で行なわれ、接点間の配線によってロジックが形成されていました。

  ミニコンを使用した金型の自動プログラミングシステムが登場し、名人技が支配していた金型設計がコンピュータ化され始めた時期に、ボルク電子はパソコンを利用した自動プログラミングシステムを1983年に発売し、パソコンによる金型システムの日本における端緒となりました。付加演算ボード、高速通信ボードなどを開発し、当時のパソコン性能の限界を突き破る商品を世に送り出してきました。

  工場におけるコンベアシステムの発展は、そのころ生産ラインの汎用化が要求されはじめ、機種に対応したラインの制御、生産管理と実績管理などがプログラムできる制御が要求されてきました。それに対応して、パソコンを使用したシステムが展開され始めました。ボルク電子は工場現場での制御の経験をもとに、パソコンによる制御、シーケンサ等と連携したシステムを開発し納入しました。

  ボルク電子の特徴と優位は、パソコンのプログラムを設計するだけでなく、必要な機器を設計して最適なシステムを作り上げる総合技術にあります。設立以来、多くの工場の技術者の皆さんに、叱咤激励されながら、得がたいノウハウを蓄積させていただきました。

  会社創立時に若者であった世代から、いま若いメンバーへの業務の移行が進められています。コンピュータの高速化と進化、プログラムOSと開発言語は変わっても、工場で働く人々の要求を汲み取り、よりよいシステムを構築するというボルク電子の目指すことはかわりません。

今後ともよろしくご指導とご鞭撻をお願いいたします。

平成26年1月  

株式会社ボルク電子  
前代表取締役 永島 昇